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クレーピエがつくるから(旧ブログから)

 自分のブランドを東京に出店してみて、
 ありがたいことにツイッターに
「おいしい」というつぶやきが多い当店。
 他店はどうかと検索して調べてみても、
「行ったよ」「食べたよ」は書かれていても、
「おいしかった」と書かれることはそうあるものではない。

 これが気になって、徹底的に考えてみた。
 周囲の人間にも聞いてみる。答えの多くは、
「予想よりも美味しかったから」でした。
 なんだろう?この予想って。とまた疑問なわけです。

 わざわざ写真を撮って、さらにツイッターにアップしてくれるぐらいですから、
 それなりのインパクトはあるのでしょうか。
 この「予想よりも」はもしかして、他のクレープと比べてとか、
 今まで食べてきたクレープのイメージと比べてとかではいないだろうか。

 では、他のクレープとコムクレープの違いはなんだ?
 先のブログでも書いたように、
 クレーピエがつくっているか、そうではないかになる。
 では、また周囲に聞いて見た。
 「私って菓子職人のイメージありますか?」そのほとんどが「ない」だった。

 特に古くからつきあっている人は、
 クリエイター(コピーライター・クリエイティブディレクター)のイメージ。
 確かに15年は仕事をしていたのでイメージは強い。
 そして、私の名刺にはタウンマネージャーと書いてある。
 確かにタウンマネージャーバージョンのブログも書いています。
 スタッフからは「社長」でした(笑。
 クレープをつくる菓子職人=クレーピエのイメージは
 ほとんどないようなのです。

 なんででしょう(笑。
 コムクレープの全メニューは私が開発しています。
 まったく何もないところが、長くて数年の試食とテストを経てたりもします。
 食材から選んでますし、ネーミングも決めている。
 なのにクレーピエのイメージがないのは弱った(笑。
 まあ、クレーピエって仕事自身が、広くはしられていないですからね。

 クレープブリュレもイチゴミクレープも、
 ゼロから考えて、何度も刷新して、完成しています。
 クレープブリュレは1シリーズ5種で、月に最高12,000食の記録。
 ミクレープは1シリーズ10種で、月に最高10,000食の記録。
 なんてとんでもないクレープもつくっていますが

 私の開発するクレープは、
 全国の百貨店でも販売していました。
 いわゆるデパ地下スイーツとして。
 普通のクレープじゃ、これはなかなかできません。
 それでも、クレーピエイメージはないとのこと。
 うーん。弱った。器用貧乏的な感じなんでしょうか。

 そこで気づく。いろいろ仕事をしていますと、
 たしかにクレーピエの自覚が弱いかもなんて弱気ですね。
 そこで戻りますと「予想よりも美味しかったから」は、
 私のクレーピエの自覚なのですね。
 もっと素直に思えばよかったのです。
「クレーピエがつくっているんだから美味しいに決まっています」と。

 久しぶりに、新しいクレープをつくりました。
「クレープninja(仮称)」です。はじめて公表しました。
 ずっと納得の行く抹茶のクレープをつくりたかった。
 以前にも抹茶メニューはありましたが
 納得いかずお蔵入りが多かった。
 今回はようやくイメージに近い。
 これぞ抹茶のクレープというものです。

 本店でしばらく試食期間になります。
 食べてみたい人がいたら教えてください。
 ただいま3名お願いしてます。
 スタッフはほとんど食べました。おおむね好評。
 それでも販売スタートは、4年後です(笑。
 2020年に販売します。
 私つくっても売らないクレープも多いんです。
 これがクレーピエのこだわりかもしれません。